私と君の確かな出来事
私がかなりすっとんきょうな声をあげたからか、女の子は何度も頭を下げながら友達の所に戻って行った。


その子の後ろ姿を見送りながら、呆然と突っ立つ私と一流。


それから私達は誰もいない資料室に移動し、驚くべき事実を2つ突き止めたんだ。


1つは、“私”は一流の体に触れる事が出来る。


そしてもう1つは、私と触れ合っている状態、若しくは私が近くにいる場合に限り一流は物体にタッチ出来るという事。


『ねぇ、どうなってんの!?なんで私はアンタに触る事が出来るの!?しかもどうして傍にいると、一流も物触れる様になるのよっ!?』
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