私と君の確かな出来事
グルグルと答えの出ない事を考えていると、一流が遠慮がちに声をかけて来た。


「さっきから『ああ、分からない……』ばっかり繰り返してるけど、大丈夫?凄い眉間にシワ寄ってるよ」


「だってねぇ………相変わらずアンタの姿と声認知出来るの私だけ、傍にいると物持てる様になるのも私だけ、一流に触れるのも堺 蕾だけって……謎多過ぎるんだもの」


私は霊的知識なんかサッパリだから解決の糸口見えないし、考え過ぎて知恵熱出しそう!!


私がバタッと床に倒れ込むと、一流は逆に立ち上がって私の勉強机の方に歩いて行った。


「一流?」
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