私と君の確かな出来事
まだまだやりたい事あったろうに突然死んじゃって、きっとまだ全部受け入れられていない状態だと思う。


だから成仏出来ないで幽霊になってるであろうに、一流は笑ってる。


それを昨日会ったばかりな上、健康体の私が可哀想可哀想思っていたら……一流は本当にただの“可哀想な男の子”になっちゃう。


一流がきちんと晴れやかに天国に行ける手伝いを頑張る方が、よっぽどいいよね……?


「ん~~~…大体3mってトコかぁ」


実験が終わった後、一流が結果を書いた紙を見ながら呟いた。


「そうだね。3m以上離れたらアウトなんだね私達」
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