私と君の確かな出来事
「あ?別に実験につき合う位……」
「そうじゃないよ。蕾がいるお陰で、オレ一時的にでも物持てれるんだもんよ。人にも物にも触れないのはやっぱりツラかったから、そういう意味でのお礼!」
本当に嬉しそうに笑う一流は、私からしたら姿見えるし触れるし、声も分かる極普通の男の子。
郁史や他の男子と変わらない、今時の男子高校生に見える。
だけど……そのせいで、忘れそうになってしまう。
この人は死んでるんだ、人間じゃないんだって事を――――…
――――ポロッ…
「つ、蕾っ!?どうしたの!?」
「あっ………」
「そうじゃないよ。蕾がいるお陰で、オレ一時的にでも物持てれるんだもんよ。人にも物にも触れないのはやっぱりツラかったから、そういう意味でのお礼!」
本当に嬉しそうに笑う一流は、私からしたら姿見えるし触れるし、声も分かる極普通の男の子。
郁史や他の男子と変わらない、今時の男子高校生に見える。
だけど……そのせいで、忘れそうになってしまう。
この人は死んでるんだ、人間じゃないんだって事を――――…
――――ポロッ…
「つ、蕾っ!?どうしたの!?」
「あっ………」