エースのきみと恋を.
諦めて教室に向かおうとした時。



「食うもんねぇーの?」




...え?

振り向いたその先...




「なん...で...?」


「なんでって言われてもな;」




私の視界にうつったのは瀬賀くんだった。





「これ、やるよ」


そういってメロンパンをくれた。





「いや、いいよ!
瀬賀くんのなくなるでしょ?」


「いや。
あと2つあるから食えよ」




彼は優しい。
初めて知った彼の1つのこと。




「ありがとう」と受け取った腕を彼は
自分の方へと私の腕を引き寄せた。






「...!?///」


「放課後、体育館来い」





彼はそれだけを言い残して歩いていった。









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