かすみ
電車の中。洸介と私はiPodで1つのイヤホンを片耳ずつ共有しながら音楽を聴いていた。いつもの青春系の弾けた甘酸っぱい曲。ボーカルの低い男性声のビブラートが私は魅力的だと感じてる。
洸介はそれを聴きながらふんふんと鼻歌を歌っている。もちろん、電車の中なので、やめてほしいし、恥ずかしい。そして人の視線が痛い。クスクスっと高校生の女の子達にも笑われる。どうにか他人のフリをしたいが、どうやら無理なようだ。イヤホンは共有しあってるし、何よりガッツリ手を繋いでいる。人目を気にしている私を差し置いて鼻歌を歌い続ける洸介…。
佳菜「ねぇ。ちょっと。」
洸介「ふんふんふーん」
佳菜(…コイツ)
ボスッ
洸介「は!?何!?なんで俺殴られた!?」
そう言って殴られたとこをさする洸介。
そんなに力いれてないのに大袈裟なやつだな…
佳菜「…っふ(笑)」
洸介「…んだよ(笑)」
「次はー、○○駅ー、お降りの際はー…」
佳菜「次だねー。」
洸介「お、ホントだなー。」
ガタンゴトン
そして大学の最寄駅に着いた。
洸介はそれを聴きながらふんふんと鼻歌を歌っている。もちろん、電車の中なので、やめてほしいし、恥ずかしい。そして人の視線が痛い。クスクスっと高校生の女の子達にも笑われる。どうにか他人のフリをしたいが、どうやら無理なようだ。イヤホンは共有しあってるし、何よりガッツリ手を繋いでいる。人目を気にしている私を差し置いて鼻歌を歌い続ける洸介…。
佳菜「ねぇ。ちょっと。」
洸介「ふんふんふーん」
佳菜(…コイツ)
ボスッ
洸介「は!?何!?なんで俺殴られた!?」
そう言って殴られたとこをさする洸介。
そんなに力いれてないのに大袈裟なやつだな…
佳菜「…っふ(笑)」
洸介「…んだよ(笑)」
「次はー、○○駅ー、お降りの際はー…」
佳菜「次だねー。」
洸介「お、ホントだなー。」
ガタンゴトン
そして大学の最寄駅に着いた。