そっと鍵をかけて。


(あー…やってしまった。)


目が覚めて飛び込んできた"景色"に、思わず口にしそうになった悪態を

なんとか声に出さずにすんだ。


カーテンの隙間から差し込む明るい日差しに、床に散らばった衣服。

素肌に直接触れるシーツの感覚に、隣には見慣れた彼の可愛い寝顔。


(ちくしょうっ。寝顔までイケメンか…!)





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