隣の席の被り物系男子。


「あ"ぁ"~~~!!!!」

「お疲れ様。」

「次の作戦!!!!
一緒に考えて!!!」

「はいはい。」


麗の前に座り麗と二人で考える。

どうにか…どうにか…。

頭をフル回転させて考える。

でも、何にも良い案がでてこない。


「ねぇ、波瑠。」


考え始めて数分。

麗があたしの名前を呼んだ。


「な…なんか思いついたっっ!?!?」


あたしが机を乗り出して聞くとそうじゃなくて…と苦笑い。

ちぇ…。

なんかないかな…。


「まずはさ、斎藤君の隙とか弱点調べてみれば?
手当たり次第やるのも策のうちだけど、無鉄砲よりも頭を使うのもありだよ。」

「それ…いいね♪」


隙を探すなら近くにいれば良いんだ!!

そして…


「あっっ!!!!」


良いことを思いついて思わず叫ぶ。

もがっと自分で自分の口を思いっきり塞いだ。

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