隣の席の被り物系男子。
ていうか拝めたところで惚れるかは別だけどねー。
面食いじゃないし。
しっかし…。
イケメンなのか違うのか…。
そこは普通に気になるよね。
「ここの問題を…んー…斎藤。
解いてみろ。」
「はい。」
今までは決して返事しなかったのに、初めて斎藤の声を聞いた日から返事をするようになった。
初めはクラスのやつらも驚きを隠せないようだったけど。
サラサラと黒板に答えを書いている斎藤を見ながらそんなことを考えてた。