隣の席の被り物系男子。


「なんでそんなに顔が見たいのかわかんない。」


自分の中にある疑問をとりあえず麗にぶつけてみる。

疑問をぶつけられた麗は先ほど届いた可愛らしいパンケーキをお行儀良く食べてて…

こんちくしょー。

可愛いな。


「そんなのわかんないよ。
波瑠が見たいと思ってるんでしょ?
初めに顔見たいって話…ふったのはあたしだけど。」


顔見たいってわけでもないんだよな、それが。

なんて麗に言ったら食いつかれるのがわかるからだまっとこう。

そうしよう。

運ばれてきた野菜のパンケーキを見ながらどうしようかとため息をもう一回はいた。

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