隣の席の被り物系男子。


「えと…?」


すぐになくなった頭への違和感。

それは斎藤の手がすぐに離れた証拠。

うーん…。

そして、自分の頬を触ると


「あつ…。」


柄にもなく熱くなってて、それは赤くなってるってことで…

なんだか無償に乙女になっているようで…


「あ"~~っ!!!!
なんなんだよ、これ…。」


らしくない。

こんなのあたしらしくない。

斎藤といるとあたしらしくなくなる…。




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