隣の席の被り物系男子。


例えば、知りたいなら本人にいえばいいんじゃないかって思うとして、それで成功する確率は斎藤の場合は0に等しいというか会話が成立しないから無理。

ということで。


「やっぱ、頼んでみるか!!」


まぁ、やってもないことを初めから決めつけることは良くないし。

他に思いつかないし。

とりあえずは、やってみようということで、クラスに入り自分の席の隣をチェックする。


「!?!?」


きょ…今日は一段とすごい被り物っすね、被り物系男子の斎藤は。

すごい被り物とは…孔雀。

なんかもうキラキラしすぎてますけど!?

学校にキラキラは流石にダメでしょ。

被り物OKだったとしても。

百歩譲ったとしても。

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