大家様は神様か!
………………紅茶って、どうやって淹れるんでしたっけ。
思いのほか綺麗な(失礼)キッチンで、私は固まっていた。
白い台に置かれたお洒落なマグカップを見つめ、解決法を考える。
「何か淹れてきましょうかなんて、よく言えたな私……」
何も考えずに発言した、数分前の自分の頭を、背後からピコピコハンマーで殴ってやりたい。
「紅茶なんて、ティーバッグで以外淹れた事ねぇよこんちくしょう……」
高そうな缶を恐る恐る開けると、もちろん包装されていないお茶の葉が見えた。
生まれてこの方嗅いだことのないようなお高い匂いがする。
――――大丈夫、私だって一応高校生な訳だし、紅茶くらい淹れられる。
今までの経験をフル動員して、紅茶の淹れ方を考える。