First Letter〜1年間の夢物語〜
「それはお前…」
「別にいいよね?瑠昂ちゃん?」
「あ、はい」
「拓斗ー。あんまり瑠昂をいじめたらダメだよー?」
猫撫で声を出しながらその顔は、、、
怖いですよ…
「ごめんごめん、まあ、昂哉ほら、よんでみろよ。瑠昂って」
「なんでだよ…しかも呼び捨てって」
「ねえねえ、相原くんってこうやっていうの??」
こうや?
発音的にこおやじゃないの?
「違うよ、俺はこおや。昂哉って書く」
ケータイの画面に打ち込まれた漢字
あっ…
「あーーーーーーーー
この字瑠昂と同んなじじゃん!」
私より先に莉子が反応する。
「同じ?」
「私はるあ。瑠昂って書きます」
相原と同じ様にケータイの画面に打ち込で見せる。