First Letter〜1年間の夢物語〜
「はぁー。なんか1日でいろいろありすぎた」
「ほんまお互い大変な友達持ったな」
「本当だね。私ら似てるのかな?」
「そーかもよ?」
放課後の教室…
クラスの子達は部活だったり、バイトだったりで残ってるのは私と昂哉だけ。
「さっさと日誌やっちゃおっか」
「そーだな」
……
あれ?私することないんじゃ…
「あ、ごめん。シャー芯くれね?」
「ん?あ、ごめん今切らしてる。代わりにシャーペン貸すよ」
「サンキュ」
昂哉がペンを動かしていくのをみているだけの私…
暇だ………
莉子は拓斗くんとデートだって言ってたし。
なにもすることがなくてケータイを触る