First Letter〜1年間の夢物語〜


そーだ…


ピコンッ

急に鳴った着信音


「ふっ、なにしてるの」


あ、笑った!


「なんのこと?」


「とぼけるんだ?」


少しケータイを操作してから、昂哉は日誌を再開させた。


ピコンッ

今度は私のケータイが鳴る


"暇なら日誌変わって?"

そう来たか…


チラッと見ると、日誌を指差してる。


ピコンッ


また昂哉のケータイが鳴った


そんなことをなんど繰り返しかな?
いつの間にか私と昂哉は普通に話していた。


「結構時間かかったな」


「誰かさんが書くの遅いから〜」


「それは誰かさんがいらんことしてきたからだろ?」


「なんのことかな?」


バカみたいな会話……

でも、楽しいな。昂哉、初めは苦手だったけど、仲良く出来そうじゃん?





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