First Letter〜1年間の夢物語〜
「ちっしゃーねーな。五百円までな?」
「やったねー!じゃ、さっさと終わらせてファミレスでもいこ‼︎」
なにたべよっかなー
テンションが上がった私は鼻歌を口ずさむ
「その曲好きだな」
「今お気に入りなんだー!
昂哉は今どの曲が好きなの?」
「俺は……」
目を輝かせて語る昂哉
同じアーティストが好きだってことを知った時は嬉しかったっけなぁ。
まだ1ヶ月も経ってないのにすごく懐かしく感じるや…
それくらい昂哉は私の中で大きな存在になってきていた。
毎日連絡取り合って、しまいには電話で話たり。1日の殆どを昂哉と共有してる感覚になっていた。