First Letter〜1年間の夢物語〜
ピーンポーン
んー。うるさいなぁ
下からお母さんと誰かが話す声が聞こえてくる。
ケータイ…ケータイ…
ん?ん????
あ、やばっ
「瑠昂ー、莉子ちゃんが来てるよー。
起きてるのー??」
タンタンタンっ
階段を上がってくる音…
ガチャ
扉の空く音…
「るっあっーー」
飛びつかれる……
「ちょ、莉子。一旦離れて!」
引き剥がすだけでつかれた……
「てか瑠昂、今日のこと忘れてたの?」
「忘れてないよ、単に寝坊しただけ」
そう、今日は勉強会です。
昨日も遅くまで昂哉と電話してたから、
全然寝れて………
あれ?まって、、、
慌ててベットの上にあるケータイをつかむ。
「え、なに、急にどしたの?」
莉子の言葉なんて無視して、ケータイの画面を確認する…
やっぱり…