First Letter〜1年間の夢物語〜
っーー!?
いきなり割り込んで来るなよ…
「なんでもないよ?
それより、はやく行かなきゃ勉強する時間なくなるよ」
「あ、そうだった!いこいこー」
しっかり拓斗の横をキープする莉子、まあ、彼女だから当然だけど。
それにしてもまあ、お似合いだよな…
横を歩く昂哉
今、私と昂哉ってカップルに見られてるのかな…?
何度か出かけたりすることはあったけど、そんなことを考えたのは今日が初めてだった。
改めてみると、昂哉、モテるんだろうな。なんて事を思わされる。
本人は恋愛とか興味ないらしいけど…