First Letter〜1年間の夢物語〜


昂哉の坊主見てみたい気がするけど…


「わからないことどんどん聞いて」


「はーい」


「瑠昂、ありがとう」


「頼りにしてるよ」


3人の笑顔を見たら、頑張ろうって思えた。



「終わったー」


全員がワークと対策プリントを一通りやり終えた頃にはもう空は暗くなり始めていた。


「瑠昂ほんとありがとう!」


「いえいえ、あ、もちろんみんな90点くらいはとってくれるよね?」


世に言う黒い笑顔と言う奴を浮かべて笑う。


3人は…

顔が引きつってますねー


流石にここまで教えるのに苦労するとは思ってなかったから、ちょっといじめてやろうなんて思ったけど、やりすぎた?


「嘘だよ。いい点取れること期待してるよ!」


ちょっとランクは下げたけど、これでいいかな?


「あったりまえ!」


うん、さすが単純な莉子さんだ…





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