First Letter〜1年間の夢物語〜


「じゃあ、班長は俺がするとして。どこ行くか決めてくか!」


「はいはーい、ゲームセンターと遊園地と水族館!」


「や、そんないけないだろ?てか、せっかく京都に行くんだしもっとそれらしいとこまわろーぜ」


「えー、昂哉のけちー!ねえねえ瑠昂はどこ行きたい?」


急に話を振られてもこまる…


「別に…どこでもいい」


「えー、それが一番困るって!」


「ごめんごめん。だって京都のこと全然わかんないし…」


「それもそうだな。まずは京都になにがあるか調べるか!」


話がほとんど拓斗と莉子中心で進んでいく。


昂哉と私は特に口を挟まず2人を見守っていた。




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