First Letter〜1年間の夢物語〜
"またー!?"
"今日は昂哉と拓斗も一緒だよ!"
昂哉…!
この部分にだけ反応する私はひどい人でしょうか…
遠足の後はみんな忙しくて遊べなかったから、すごく久しぶりに感じる。
"どこで、何時?"
莉子と遊びたいって気持ちは確かにある
でもそれ以上に昂哉と会いたかった。
「久しぶり‼︎」
…相変わらず元気だなー
前から歩いてくる拓斗と莉子。
昂哉は…?
「昂哉来れなくなったんだ」
え。来れないの…?
昂哉に会いたかったのに。
「なんて、嘘だよ‼︎」
え…
なにそれ、
「ちょっと遅れるんだとさ」
「拓斗のばかーーーーー!!!」
ニヤニヤしてる2人を今すぐ殴りたい…
会いたい…なんて私は…
友達としてだよ。
まるで自分に言い聞かせてるみたいだった。