First Letter〜1年間の夢物語〜
1.過去事
「ちょっちょっと休憩」
「えー次はあれ乗ろーよ!」
拓斗と莉子のこと舐めてた…
入園からお昼まで走りっぱなし。
しかも絶叫系ばっかときた
「俺と瑠昂は休んでるから、莉子は拓斗と乗ってこいよ」
昂哉もうんざりしたような顔して…
でも2人っきり。
誰かにみられてもいいの?
噂がもっと広まっちゃうよ……
「じゃあお言葉に甘えて!」
走って次の絶叫系に向かう二人を尊敬すらしてしまう
「なんか飲み物買ってこよーか?」
「あ、大丈夫だよ!」
「そっか」
…………………無言。
なんでだろ、いつもなら話せるのに。
今日はなんか…