First Letter〜1年間の夢物語〜
「大原さん、一緒にご飯食べよ!」
「あ、うん」
後ろに座ってる女子A子
誘われるがままに一緒に食べ始めるけど、名前がわからないですが…
自己紹介、ちゃんと聞いとけばよかった。
「ねえねえ、大原さんって下の名前なんていうの?」
お弁当を食べ終えると、待ってましたというかの様に質問タイムに入った。
''瑠昂''
いらない紙に書いた漢字を見て、考え込んでるご様子
「る、、、」
あ、やっぱり読めないよね…
「ルアだよ」
私が読んで教えると、
「瑠昂ちゃんか!
珍しい名前だね。私は莉子よろしく」
A子、改め莉子は笑顔で自己紹介してくれた。