傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
周平「食事、持ってきただけだけど」
お母さんの質問に淡々と答えた若頭。
雍「ふぅ〜ん、あら…そう。」
あたしと若頭を交互にジロジロと見てくるお母さん。
雍「あんたのせいで、今騒がしいのよね。責任、取らなきゃ…よねぇ?」
ガシッとあたしの腕を無理やり掴み、あたしを立たせ、そのままどこかへ引っ張っていった。
百「ぅあっ…」
掴まれた腕の痛みに思わず声が出た。