傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
百「お母さん、あたしの…1人のお母さん…」
雍「百合…」
微かに聞こえたお母さんの声。
百「お母さん…ねえ、死なないで」
周「母さん…?…母さんしっかり!!」
玲「流星、車」
流「…分かった」
玲「百合、行くぞ」
肩をだかれ玲真に連れてかれそうになる。
お母さんを見るけど組員の人達に応急処置をされているので足しか見えない。
ねぇ、待って。
お母さんは?
鳩「ひどいなあ、体を張って守った無様な母親を娘に見せないなんて」
玲「あ?どけ」
百「鳩…」
あたし達の目の前に立ちはだかったのは鳩だった。