傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
若、組長になったんだ…。
手紙がバッと誰かに取られた。
百「玲真!」
玲「なんだ今更、これで詫びのつもりか。それで電話番号なんて書いて…何のつもりだアイツは。つか最後の誰のことだよ?答えろよ百合」
百「え?えーっと、」
突っ込まれすぎて、何から話せば…。
永「玲真!まだ身体完全に治ってねえんだろ?早く病院、行くぞ!」
玲「完治遅れたのはどこの誰だよ」
流「それ言われたら…」
真「終わりですね」
百「あ、真一さん。」
真「お久しぶりです。百合さん。さ、百合さんも病院までお送りします。」
運転手の真一さん。
玲「ほら、行くぞ百合」
あたしに手を伸ばす玲真。
あたしの怪我は打撲とかだから良いって言ったのに、もう予約したからって言われたら…
百「うん…」
行くしかないよね…。
その手を取って車に乗ったあたし達。
永「まあ、当分帰ってこれねえだろうから屋敷は俺らに任せとけ!」
流「百合ちゃんゆっくり治すんだよ?」
百「ありがとうございます。」
玲「出せ」
真「はい。」