傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
あたしは、検査入院で玲真は治療で病院に入院することになった。
あたしを助けに来てくれた時、あの時は動けるギリギリのところだったらしい。
そんな体だったなんて…。
申し訳なさが募る。
あたし、玲真みたいに強くなりたい。
玲真と隣に立つ事の出来る人になりたい。
玲真を守りたい。
そんなことを思い始めた今日この頃。
こんなこと、皆に言えない。
心配かけてばかり。
なのにこれを行動にうつすなんてどうかしてる。
でも……
こんなとてつもない馬鹿なあたしを許して。