傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
鳩「何を?」
百「柏木組にいた時、お母さんのそばにいたんでしょ?」
鳩「はあ…それも現組長から?」
百「たまに」
鳩「…はぁ、親子共々とてつもない馬鹿だな」
百「うん。親子だから」
鳩「逃げられねえからな、俺から」
百「うん」
鳩「それに、お前はアイツのためだと言うけど、そのアイツは他の女に偏ったとしてもだ。」
分かっていた。でも、深く心に刺さる言葉だった。
百「うん…。」