傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
女「あんたはさっさと刑務所に行ったら?」
女「そうだそうだ!!」
男「人殺しが学校くんじゃねぇ!!」
男「白井、顔結構可愛かったのにな。今は同じ空間にいるだけで吐き気しかねえ。」
女「あんたの居場所なんかないよ」
皆が口々に言う。
・・そして、
輝「・・人殺し」
いつもはクールだけど優しい輝くんなのに、顔を歪ませて酷く幻滅されていた。
昨日まであたしと楽しく喋っていたじゃん、輝くん。
ねえ、なんで…。
輝くんも志桜里と同じくあたしから離れていっちゃうの…?
信じてくれないの?
・・私の好きな人、水野輝くんが言った言葉は皆から言われるより深く・・深く心に刺さった。
・・人殺し。
その言葉で私は・・一気に親友も、居場所も、好きな人も・・失った。
・・私は、どうすればいい?