傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
「席につけー」
ちょうどその時、SHRが始まる鐘が鳴り、先生が入ってきた。
でも先生はあたしを視界に入れず、何事も無かったかのようにSHRが進められた。
それで・・あたしは、此処に居場所は無い。と言われているかのようだった
あたしは学校を飛び出て、街に向かって走った。
いつの間にか涙を流していた。
街を歩いていてもコソコソと皆があたしの事を軽蔑の目で見るのが耐えられなくて・・。
さらにその街を出て必死に走った。
あたしは殺して無い。
そう心の中で叫んで。