傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
玲「白井百合の病室は?」
受付「し・・白井百合様のご家族の方ですか?・・412号室です」
永「ありがとうございます」
412・・412・・あった。
此処だ。
部屋の周りには警察数名がいた。
警「何だね、キミ達。」
永「・・入らせてください」
警「・・部外者が此処に来るところではない。帰りなさい」
玲「部外者じゃねーんだけど?」
警「はいー?」
玲「・・入らせろ」
俺が低い声を出し睨むと、
警「ヒッ・・・」
と言ってドアから退いた。