傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
百「何でッ…こんな、ことに」
嗚咽でうまく喋れない。
永「俺も、まさかとは思ってたけど…なあ。」
流「嫌…だよね。これが職だから仕方ないって言っても。」
流星さんの言葉にあたしは喉まででかかった言葉をのんだ。
嫌に決まってる。
嫌じゃないはずがない。
でも、あたしはこの人達のヤクザというものを否定しようとしている。
この言葉を言ったら、さらにあたしはこの人達と離され、何も教えてもらえなくなる。
今でさえ…何も心配させてもらえないというのに。