恋時雨〜少し待っていてください〜
私はどうせ説教だろうと思ったが


このままバトル展開になるのも望むところだったので快諾した



そして私は小泉さんの車の助手席に乗り込んだ


いい匂いだ…



てっきり説教タイムかと思ったが
車内では終始無言だった




30分後とあるマンションについた




一体小泉さんはどういうつもりなのだろうか?





どうやらここは小泉さんの家らしい





部屋に通され椅子に座らされしばらく待っていると



なんだかいい匂いがする




これは…




炊きたてのご飯の匂い!




しばらくすると小泉さんは机の上に料理を並べ出した




意外だった



いつも食堂でご飯をバカ食いするイメージしかなかったので料理を作るなんて新鮮だった




2人でいただきますをした直後




小泉さんは口を開いた




「お待たせ…」
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