恋時雨〜少し待っていてください〜
最終章〜少し待っていて下さい〜
携帯の時計を見ると一日後の昼になっていた
机を蹴った私に小泉さんがビンタしたのだと思ったが違った
どうやら私は、机を蹴った痛みで後ろに仰け反り、後ろにあった荷物にぶつかり落ちてきた荷物が頭に直撃し、気絶したようである
とんだドジっ子である
意識を取り戻したのでナースがお医者さんを呼んだ
特に異常はないとのことで明日にでも退院できるそうだ
安心していると病室に小泉さんが入ってきた
私を心配して付き添ってくれたようである
なんでも気絶するときに頭に当たったのは小泉さんの持ってきた業務用の炊飯器だったそうだ
なんで業務用の炊飯器を持ってきていたのかはさておいて
そこから夕方になるまで小泉さんと話し込んだ
あの夜、小泉さんは夜通し私とお米の試食会をする予定だったそうだ
私が想像していたチョメチョメはどうやら全くなかったようで私は肩をガックリ落とした
それを察してか小泉さんは私の背中を叩きながらニヤリとバカにしたように笑いこう言った
「超黄金米がまた食べたいなら今度は着替えを持って来なさい。それと早く元気になりなさい。」
私は涙ぐんだ顔で
「少し待っていてください」
と言った。
それは雨の降る桜舞い散る4月のことだった。
机を蹴った私に小泉さんがビンタしたのだと思ったが違った
どうやら私は、机を蹴った痛みで後ろに仰け反り、後ろにあった荷物にぶつかり落ちてきた荷物が頭に直撃し、気絶したようである
とんだドジっ子である
意識を取り戻したのでナースがお医者さんを呼んだ
特に異常はないとのことで明日にでも退院できるそうだ
安心していると病室に小泉さんが入ってきた
私を心配して付き添ってくれたようである
なんでも気絶するときに頭に当たったのは小泉さんの持ってきた業務用の炊飯器だったそうだ
なんで業務用の炊飯器を持ってきていたのかはさておいて
そこから夕方になるまで小泉さんと話し込んだ
あの夜、小泉さんは夜通し私とお米の試食会をする予定だったそうだ
私が想像していたチョメチョメはどうやら全くなかったようで私は肩をガックリ落とした
それを察してか小泉さんは私の背中を叩きながらニヤリとバカにしたように笑いこう言った
「超黄金米がまた食べたいなら今度は着替えを持って来なさい。それと早く元気になりなさい。」
私は涙ぐんだ顔で
「少し待っていてください」
と言った。
それは雨の降る桜舞い散る4月のことだった。