名前を教えてあげる。


「ひゃっ!」


はずみで美緒のパジャマの前ボタンがいくつか飛び、ピンク色のレースのキャミソールと胸の膨らみが見えた。


「いやっ、何するの!」

「うおおっ…」


光太郎は場違いに嬉しげな声を出し、素早く美緒の右腕を捉えた。

欲情を帯びたその目を見て、美緒は慌てて両手で前を覆った。


「お前、出ていけとか、よくいいやがった…俺を馬鹿にしやがって……」


激怒しているはずなのに、はだけた美緒の胸元から目を離さない。

光太郎の目的が、謝らせることではなくなったのを悟った美緒が
「ごめんなさい…」と言ったのに、光太郎は許さなかった。


「遅えよ!ざけんな、てめえ、
出ていけとかいいやがって!俺の気持ちどうしてくれるんだ。

本当に悪いと思ってんなら、俺のいうとおりにしろ!」


光太郎は思い切りの力で、美緒の身体を壁に押さえつけた。
もう抵抗は出来ない。

光太郎は自分の欲望のままに、美緒のレースのキャミソールに手を掛け、勢いよく左右に引っ張った。


「きゃあっ」


ビリリ…と布が裂ける音がして、美緒の赤地に白のドッド柄のブラジャーが丸見えになった。


「いや!こんなの酷すぎだよ!
やめてよ!」





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