~parallelworld~
2話
「な~…」
栞「ん?」
「あれからどうなったっちゃろ?」
栞「さぁ?」
「また……みんなに会いたいな…なんてw」
栞「……無理して笑わんでもええんちゃう?」
「……せやな」
「お前は…また、あっちに行きたいか?」
栞「……やなさんが行くんなら行きたい…かなぁ?」
「……そか~」
また、笠松先輩と……みんなと……バスケ……したいなぁ……
あれから俺たちは……いや、俺ら、二人だけはこっちに戻ることになった……
戻ってみてみるとこっちはこっちで大騒ぎだった……
……………………
………………
…………
……
…
竜哉『父ちゃん!!誠がおったよ!!』
父『本当か?!』
竜『ここ!こっち!!!』
父『良かった……!!』
どうやら俺は…俺らは、行方不明になっていて俺と栞だけは見つかったってな感じだ
その時俺は意識不明で倒れていたらしい
もちろん、栞も……
2日が経ったがまだトリップしたときの日々はちゃんと覚えていた
まぁ、良かった……かな?
それでもみんな……先輩達が居ないのはとても寂しかった……
厳しくてそれでも優しくて住む家がなくて困っていて初対面だった俺に『良かったら来るか?』なんて…言ってくれて色々バスケを教えてくれたり何から何までお世話してくれて…男前だけど女子が苦手な笠松先輩……
女好きで彼女が出来たのにその彼女と一緒にナンパしたりそれでいてとても面白く突然イケメンになったりw……バスケではとても格好いい残念な森山先輩……
海常の良心でみんなのことをよく理解していたり落ち込んだときは優しくフォローしてくれたり時々面白いことを言ってくれた小堀先輩……
ラ行が言えなくて熱血で早口で大事なところで噛んじゃったり天然で森山先輩とナンパに行こうとしたり色々ズレていてでもそこが可愛い早川先輩……
いつも早川先輩のことを一番理解していてしっかりしていてこれから三年生達が抜けてもみんなを引っ張ってくれるような中村先輩……
そして唯一の一年生でいつもいつもベタベタして『誠っち』とかあだ名で呼んでいてクラスでも俺の話し相手になってくれて笠松先輩によくシバかれていてそれでもこれからもこのチームのエースだろう希望の星の黄瀬……
あーーーまた……みんなに会えたら……いいのに……
栞「……やなさん?」
「ん?」
栞「いや、ボーッとしてるなって思って……」クスッ
「う//……いっいや、ちょっと先輩達のこととか色々考えてたんだよ…//」
栞「そか~まぁ、また出来るかは分からんしなぁ~」
「……だなぁ~」
栞「んじゃあ、また、明日~」
「お~じゃーな~」
バタン
「はぁ~……」
色々疲れた……
今日はもう寝よ……
そーいや明日から学校か……
昨日も今日も警察にお世話になったからな~……
みんな……驚くだろうな~……
ゴソゴソ
そー思いながら寝る準備をしていた……
「おやすみ~……」