TOY MEMORY

「next time」

16歳の夏の出来事から早2年
私は、人間に関わる事止めた為、その寂しさを埋めるのに
女体フィギアを集める様になった。

なぜ女体フィギアかというと、母親と妹が唯一の話し相手だった
まぁ余り深く話すことでも無いだろうが
私が、引篭もり生活を始めて、幾日、小学生の妹が私にとある少女人形を
渡してきた。

「お兄ちゃん、この子を友達にしてあげて。」

私にとって引篭もりを始めてから初めて出来た友達だった。
その出来事以来、私は女体フィギアを集め始めたのだ。

心の隙間を埋めるかの如く。

そんなある日、私の元にDream.a Magic:カードが届いた。

届いた瞬間、私は迷った。
何を現実に起こそうか悩んだ。

そしてまず、お腹いっぱい美味しい物を食べたいと、願ってみた。
願った瞬間部屋いっぱいに見た事無い様な料理、食べ物が目の前に広がった。
私は、無我夢中に目の前の食べ物に貪りついた。
味は言うまでも無い。

美味いの一言につきる。

満腹になった私は、次に頼む願いを考えた。

次はあれを、その次はこれをと
遊んでいたら私は、いつの間にか眠りに落ちていた。


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