To important friends
すぐそばにある公園へ、二人歩き始めた。

いろいろ話した気がする。それでも、この後に話したいことばかり頭にまわってどんな話をしているのか覚えてないとか僕は馬鹿だと思う。

「あの!穂積ちゃん!よければ僕と付き合ってくれませんか?」と勢いで言ってしまった言葉に青くなる僕の顔。

「あのあんまりお話ししたことないのに何故?」と少し戸惑った声が聞こえる。

「でも、お友達でよければ…」と少し赤く頬を染めながらそう言う彼女の姿が愛おしく思えた…。
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