To important friends

言葉を発するようになった頃渚の人見知りもはじまった。

母である凛と、頻繁に訪れるようになった陸と由羅ちゃん。そして俺以外の人間が現れただけで泣き叫ぶようになった。

俺の親や、弟でさえも渚にとって”知らない人””安心できない人”と言うかのように…。
あまり渚と過ごす時間を仕事柄作ることのあまりできなかった俺を安心できる存在だと認識してくれているだけよしとしようか…。

しかし一つだけ困ったことと言うと、俺を見るたびに「ぷー」と、言葉に発する渚に、あぁ黄色いクマを与えすぎたのかと頭を抱える日々なのだか…。