俺様の言う通りにはならない

「駄目だ召使いが主人を名前で呼ばない
 とは俺が

 
 ー許さない」


 近いせいかうちの顔が熱くなる



「何なの急に…」

 

 すると優志の顔が耳元にいく
 
 息が耳を触った。



「何故、召使いの条件に異性じゃないと
 駄目だと言うのが有るか

 …解る?」
 

 それを聞いてサァと血の気が引く



「力が女じゃ男に‘敵わない’からだ

 その方が召使いにしやすい」



 言い終わると優志の顔はまた目の前に
 あった


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