俺様の言う通りにはならない

「えっと…ごめんなさいすいませんでした
 ソーリーソーリーアイムソーリー

 もうシマセンごめんなさい」


 少し焦りながらうちが知ってるだけの
 謝罪の言葉を並べる

 
 ・・・・・・・・・

 
 目を瞑って相手の反応を待っていたけど

 あれ?反応無しときたか


 そろーっと目を開けて上を見てみる

「…何してんの?」


 優志本人は何故か違う方を向いていて
 顔がうちには見えない状況だった

 そう言うのって覗きたくなんのが人間の
 性(さが)ってもんですよね?!

 覗いたれエイッ

「…ちょっこっち見んな…フッハハ」

 
 笑いを一生懸命堪えておられました

「優志って結構つぼ浅めだよね」


「うっさい普通この場でアイムソーリーは
 ねぇーだろ」

 ボソッと言ったのに聞こえていたらしく

 すぐに言い返される


 
 
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