君は私の希望の光
しばらく電車に揺られてそして

「着くよ」

「はい」

と降りる準備をする
降りると、たくさんのお店が並ぶ街
その時時哉先輩が私の手を繋ぐように私の手を掴む

「いい?絶対にはなさいでね?」

「は、はい」

今日の時哉先輩なんかおかしい?
と見とれていると

「何?」

「いいえ」

と言うと時哉先輩が進み出す

「どのお店行く?」

「え!?私は特に」

「どこでもいいから言って、今日は美乃ちゃんの好きなところに行こう?」

「でも」

「どこでもいいから」

と笑う

「じゃ、服をみたいです」

「いいよ行こう」

時哉先輩がおかしい?って言うより違和感があるなんで?

「時哉先輩何かあったんですか。」

「え?今日は楽しみたいだけだよ」

「そ、そうですか」

違う何かある
と思うけど勘違いだよね

「時哉先輩この服どうですか」

「うん、美乃ちゃんらしいよ」

一番最初に服を見た

「ここのケーキ美味しいですよ」

「本当に?」

「はい」

「じゃ、良かった」

時哉先輩は微笑えんだでも、その笑いには悲しさが隠されていた

「時哉先輩」

「うん?」

「いいえ何でもないです」

「ねぇー次どこ行く?」

と聞かれるでも、私が決めるつもりは無かったから、もう回りたいところがない

「ないです」

「じゃ、俺行きたいのところがあるから、付き合って」

「はい」

どこだろう?
と連れてこられたのは、若い人向けの宝石店

「何をするんですか?」

「美乃ちゃんはここにいて」

と近くのベンチに置いていかれた
しばらくして

「ごめんね遅くなって」

と歩いて来る時哉先輩
片手にあのお店の袋があった

「ねぇー時哉先輩何それ」

「内緒」

とまた言われた

「次はどこですか?」

「文房具屋さん?」

「何でも疑問系なんですか?」

「よし行こう」

違和感がヤバい
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