君は私の希望の光
手紙
「じゃ、私はここで」

「うんじゃ、明後日」

「はい」

と言うと時哉先輩は手を振りながら、帰って行った
明後日?ってなんかあったけ
あ!!お出掛けだった
と家の中に入る

「お帰りなさいませ。美乃様」

「ただいま、お父様とお母様は?」

「お仕事でフランスの方に行っておりますのでニ週間は帰って来ないかと」

「いつもの事ね、私は明後日友達と出掛けるので」

「はい、珍しいですね」

「まぁ~ね」

と部屋に行く

「洋服選ぶのにどうしよう?」

「美乃様」

とドアの向こうから声がする

「そうなのよ」

「あの美乃様に!?友達!」

「うんビックリでしょ?」

でも、その言葉は時哉先輩の事を悪く言っているようにも聞こえたこんな自分と友達になってくれたのに自分だけが悪く言われるのはいいけど先輩まで
と思うもドアを開けて

「お前たちうるさいぞ、金は払っているのだから黙っていろ!」

ととても酷い事を言ってしまった
強くドアを閉めた

「はぁ~何で友達が私にいたらおかしいのかいたっていいでしょ」

と呟きながら、ドアに寄りかかってずり落ちて行く

「美乃様」

と執事がドアを開けようとする、慌ててどいた

「何?」

「これを渡すようにとご主人様から」

「開けていいよ」

入ってくる執事が手に持っていたのはケータイ

「何かあったら、連絡をと後お友達作りにと言ってこれをおいて行きました。」

と言って、私に渡した

「ありがとう」

と言うと部屋を出て行ったと思うと、少しドアを開けて

「男性の方は女性に可愛さを求める方が多いですよ。」

「え?」

「お友達と言うのはボーイフレンドでしょ?美乃様、探るつもりはないのですが、買い出しの時家までお送りされている所を見てしまいまして」

それを知っている執事に質問をしてみた

「私に友達がいると、おかしい?」

「いいえ、人間関係が深まっていいと思いますが、あのメイドたちの言葉は信じない方がいいですよ」

「うん」

と返事だけはしたけど、私は傷付いたって言っても、慣れているし大した事でもない
そして寝ようとベッドに入る
時哉先輩に出来る事あるかな、私にいつも助けてもらってばっかりでも、悪しな
いつも考えている、時哉先輩にと思っているうちに寝ていた

「ぅうん」

と今日は自分で起きた

「朝?」

と時計を見るとメイドが来る三十分前だ
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