愛なんていらない。
わざと馬鹿みたいにしてるんだろうが逆にウザくなってくる
「少し黙ってろ。ウザい。気分が悪い」
「うぃー」
「おぉ!珍しー、浅陽があっさり引き下がるなんてねー」
地味な毒舌を発揮している…
燈の暗さはコッチにも伝染してきそうで、だんだんとイライラが増してくる
これでも結構抑えてたのに
「今日は休め、燈。陽架李は今日は泊まり。もう夜だし」
「…そうするよ」
頑固な燈も、素直に部屋に戻った
ありゃ相当だな…
肉体的にも精神的にもまいっている
「…浅陽」