愛なんていらない。




……………………………

……………




教室に戻ってからは波鬼の奴らと席が近いのもあってずっと喋っていた



案の定女子には睨まれたけど…



「だから女は嫌いなんだよ…」



「だよね!」



千夏に同情されながらも一応睨まれているのを気にしていた




「あれ、話しかけてきそーだな」



財が見ている方には由加里がいて、こっちをチラチラ見ていた



「あ~『陽架李の妹です~』とか言って」



「似てる」



「気持ちわるーい」



意外にも似ていた浅陽のモノマネについ笑ってしまった



みんなして笑っていると声をかけられた



「あ、お姉ちゃん!波鬼のみなさんも~、お姉ちゃんの妹です」



あまりにも浅陽と被っていたからみんなは噴き出す寸前だ



< 27 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop