愛なんていらない。




溜め息をつくと千夏が笑顔で階段を降りていった




「どーしたんだ?」



「新しく来た奴にお気に入りがいるらしいぜ?」



「まさか…美人か!?」




今度は財が溜め息をついた




「好きでここ来る女なんか
いるはずねーだろ」



『お前は女じゃない』って聞こえてくるのは私だけ?



ここは慣れだ慣れ




「睨むな姫…冗談だよ」



「気にしてないから」



疲れが溜まって眠くなってきた…



…目の前にその原因の元が集結してるような気がする




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