愛なんていらない。




「決定じこーなんだよ~!」



腹に重みを感じたと思ったら千夏が抱きついてきていた



そこまで漢字なら最後までいけよ…




「それを変える権利が私にはある」



「ない」



「ある」



「…どーなんだ、燈」



私に向けていた視線を燈に移す



完全に逃げたな



一方の燈は、真面目になって考え込んでいる



明らかにマジになるとこ間違えてんだろ…




「んー…一緒に登校すんぞ!」



「はぁ?」



元々コイツに聞くのが間違ってたんだ


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