愛なんていらない。
湧は私が波姫だってことを知ってる、少ない人数の内の1人
「そーだけど…」
「……はぁ」
俯いた私を見てまた溜め息をついた
「まぁ…しっかり見張っとかないそいつらもそいつらだけどな」
「へ?なんか言った?」
「…なにも」
私の顔を見た後、少し苦笑してキッチンへと行った湧
その後ろ姿が大きいようで小さいってこと…私は知ってる
…知ってないといけない
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「なんか飲むか?」
「んー、なんでもいーよー!」