先生、スキでいてもいいですか?

その後も、だんだん人に教えて行った。



友達にしか、教えてないんだけどね…


蒼とか。桃とか。佳奈とか。



けどね。


そしたら、何だか自信がついた。




私、もしかしたら、人に教えるの向いてるんじゃないかな…?


生徒に何かを教える”先生”になれるんじゃないかな?


って。




自信がついたのは、私に踏み出す勇気をくれた柴倉先生のおかげだよ。



ねぇ、柴倉先生、直接「 ありがとう」とは言えなかったけど、


でも、でもね、先生。


心の中でずっと呟いてたよ




「先生、ありがとう 」って。






今の私があるのは、先生のおかげだよ。





先生…


このころだったんだ。
気持ちに気づいたのは。



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